第3回タガワアートビエンナーレ「英展」に入選しました。
タイトルは『デジタル社会の明と暗』
『根をはってから一気に増殖したデジタルというもの。その奥では何者かがこちらを眺めている。あなたの選択をその目は見ています。』
デジタル産業はこの先もっと活性化して、私たちの日常を豊かにしていくかもしれません。ですがその全てが正しいことなのか、慎重に見極めねばならないと考えます。
たとえばスマホ依存症。新しい知識を得ると脳は快感を感じます。どんどん情報を得たい、と思う一方で処理量を超えてしまうと必要な記憶を次々と消してしまいます。10歳以下の子供が依存すると脳が発達しきれず、感情のコントロールが難しくなったり、ひらめきづらくなるとも最近テレビで放送されていました。
一方で『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』は本当に素晴らしかった。ほとんどCGですが細かい彩色で美しい世界を違和感なく表現していました。制作した方々が一体どれだけCGと向き合ったのか……膨大な時間であることは想像にかたくありません。
デジタルはあくまでもツールであり、使う側が使われたり、支配される状態は健全ではないと私は考えます。
用法・用量を守ることは各々が判断すべき責務であると思います。
……などと長々説明文を書いたわけではありませんが、こうして入選として評価していただけたことは幸いです。
絵で生活がしたいと私は願います。これからも絵と自分の中からおこる感性に向き合っていきます。
2/8追記
ありがたいことに来館者の投票によるランキングで7位に入らせていただきました!
入選作品44点もあるなかでのこの順位であること、友人知人には一切告知していなかったことなどから、非常に驚きました。「色が綺麗」との評価が一番多く、それは私が絵を描く上で一番神経と心を使っている部分ですので、本当に嬉しく思います。少しだけ自信がつき、また絵を描く日々を大切に歩んでいきたいと思わせていただけました。