郵便局年賀状大賞でNHK賞を受賞しました〜!
約7000通の中から一般・絵手紙部門、残ったらしいです。
そんな私の24年はやぁっと暗黒期を抜けた!です。いつから暗黒期だったのか……もう思い出せませんが、じわじわと自尊心の高まりと共に理想と現実のせめぎ合い・葛藤なんかに苛まれ……ああ私は本当に絵を描くのが好きなのかしら? 好きってなんだっけ? 幼い頃の私が眩しいっ! なんてまあ、そんなこんなのよくあるやつを通り抜け、
やーーーっぱり絵を描くって楽すぃいっっっ!。という点に着地しました。やったね!
さあそういうわけで、あったことをまとめてまいります。
株式会社平野製作所様のご依頼で貼り絵をつくらせていただきました。
兼ねてよりカタログの表紙の貼り絵をつくらせていただくなど大変お世話になっております。
今回は18種類。刃物メーカーさんですのでカットした状態をわかりやすく。
絵具と違って貼り絵は色がそもそも限られているので直感で選んで、合わせてまた選んで、という作業を繰り返しながらつくります。比較的悩む時間は少ないです。
オレンジの瓶が最推しです。石鹸のマーブル模様は新しい挑戦ができましたし、バターのパッケージの牛を気に入っていただけたのが喜びです。
カッターは絵具を含んだ筆より細かい作業を大胆にできるので、ミニチュアを作っている感覚で小さいパーツをつくる作業は楽しかったです。余談ですが貼り絵はムラにならないので、広告媒体向だと勝手に感じています。パソコンイラストをしない私には心強い味方です。
続いては直方少年少女合唱団のご依頼でチラシとパンフレットとチケットのデザインをさせていただきました。
全員そろっている写真が難しいということでペンで似顔絵をさせていただきました。カラーペンを使った作品が少ない私は、仕事で活かすのも初めての挑戦で緊張しましたが、驚くほどスピーディに作業ができ、そして『可愛い』の評価もいただけたので、もっと極めよう!という思いになりました。
田川アートビエンナーレ『英展』にて一昨年に続き、入選させていただきました!
気合はあったのですが、これが七転八倒の苦戦を強いられたのでした。
夏で冷房が入っているのに最後の最後は汗だく徹夜のぐちゃぐちゃで、たぶんそれまで頭にあったこと全てを放り投げて、絵を描いたんだと思います。
完全に落ちたと思っていたのですが入選のお知らせを得て、絵の公募展ではじめて、安堵感で泣きました。
でもこのときはまだ、自分が何にとらわれていて、言語化できない感情をどうしたらいいのか、わかっていませんでした。
バンフー年賀状デザインコンテストにて審査員賞を受賞しました!
これは『蛇の年賀状』というテーマを思い浮かべたときに真っ先にうかんだものを、そのまま素直に形にした作品でした。貼り絵です。
赤いヘビが絵通りの顔とフォルムをしていて、松から上に伸びて、頭の上に瓢箪がありました。それを作ったあとに、左右2匹ずつにしたらシンメトリーになるな〜という形で、頭にのせるモノも直感でサクサクつくれました。
私はそれまで、パッと浮かんだイメージに何かひとひねりしたい、という思いがありました。そのまま描いてもつまらないとか思っていたのですが、素直に作ったものが賞をとって「あらまあ」と思いました。
でも捨てられなかった「ひとひねり」。『HAPPY NEW YEAR』をモザイク風にしてしまいましたが、ちょっとみづらいなと今は思います。
私のダメなところは、そういう小賢しいところです、はい。
三越の地下1階、エレベーター横で販売を兼ねたグループ展があって、そこで出した作品です。
この鹿の絵は最初とっても冷たい色をしていて、しかもこんなにまばゆくなく、スケルトンみたいな色味でした。
それがかわいいと感じていた私。でも敬愛するお方に目を覚まさせていただきました。
結論から言えば、絵を嫌いにさせていたのは私自身でした。
そして、ゴチャゴチャ頭の中にあった言葉を全て笑い飛ばしました。
まあいいか!と。
それから私は絵を描くことが好きだということ、生きることの素晴らしさを信じられるようになりました。
(書いてみたら長くなったので、消して5秒にまとめました)
たぶんこの先誰にどんなことを言われても、「お腹いっぱいご飯食べて寝よ〜」と思えることでしょう
この世の中、そう思えるようになった人が、やっぱり一番強いと思います。そこにいくまでの過程が、大事。
さてさて、2025年、はりきって参ります!